I`m traveler of the life

人生を表現し、人々に感動を

食中毒から学べる人生の素晴らしさ

 

昨日、自己分析についての記事を投下しましたが、実はあれは1週間以上前に執筆完了していた記事でした。

 

 

itotl.hatenablog.com

 

 

どうして昨日になって投下したかというと、1週間くらい寝込んでいたからです。

 

結構ガチで辛かったです。

 

 

 

事の発端は、11月22日の日曜日。

朝早くから新宿で勉強会を主催し、打ち合わせと終え、午後3時ごろ、ラーメン二郎新宿歌舞伎町店で遅めの昼食をとった後の事でした。

 

 

 

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小ヤサイニンニクでいただきました。個人的にはスタンダートのコール。

 

 

 

そのあとコーヒー飲んでたら、めっちゃ寒気がして、お腹が痛くなりました。

 

この日は寒かったし、まぁ二郎を食べてお腹が痛くなったんだろうと普通は思いますよね。

 

 

けど、僕は自分の体の状態について察知する能力が非常に高いので、これは絶対に体調が悪化してくるやつだとすぐにわかりました。

 

なので家に速攻帰って、あったかいベッドで寝ました。

案の定、頭が痛くなってきて、寒気がめちゃくちゃするようになりました。

 

 

 

 

「風邪ひいた。」

 

 

そう思いましたが、ぜんぜんちがいました。

寝て起きた次の日から、絶望のような1週間が始まりました。

 

 

 

1日目 発熱 頭痛 腹痛 悪寒 関節痛 下痢 倦怠感

2日目 発熱 頭痛 腹痛 悪寒 関節痛 下痢 倦怠感 軽度の痙攣

3日目 発熱 頭痛 腹痛 悪寒 関節痛 下痢 倦怠感 軽度の痙攣

4日目 発熱 頭痛 腹痛 下痢

5日目 腹痛 下痢

6日目 腹痛 下痢

 

 

 

 

久しぶりにこんなに寝込みました。ほとんどの予定をキャンセルして寝込むことに集中しました。

 

お腹がいたすぎて発狂してたし

食べ物どころか、水を受け付けなかったため、脱水症状になりかけたり、

 

あと、ベッドとトイレの往復を合計200回くらいしました。

 

 

 

3日目に外せない予定があったのもあり、落ち着いたときを見計らってやっと病院にたどり着いて、診断してもらって「ウイルス性胃腸炎」と言われ、薬も貰いましたが、

 

 

原因は、寝込んでいる時にググりまくってたら、どうやら食中毒のようでした。

 

疲れない体になるための栄養素「イミダペプチド」を摂るために、毎日胸肉を食べてるんですが、10日くらい前に生で食べたんですよね。

 

体を強くしようと思って生肉を食べたのですが、このときは冒険しすぎたようです。もう絶対生肉なんて食べない。

 

 

 

本当につらかったです。

 

本当につらすぎたので、このときの感情を綴っておきます。

 

 

1、つらいときは、この人生をゲームだと思えば、少しは気が楽になる

 

 

 

 

家へ帰っているとき、抗生物質が効いているはずなのに、駅で意識を失いそうになりました。リアルに腹が痛すぎてその場で倒れそうでした。

 

そのとき、自分を客観的にみたら、これはゲームの主人公と同じだなと思いました。瀕死の状態で次の街まで歩いている状態と同じだなと思いました。

 

ゲームをプレイしているときは、そんな痛みもわからず、早く行け、早く行けと急かしてボタンを動かします。けど、あいつら絶対つらいって。だって、瀕死状態だったり、ライフポイントがもう10とかしかないのに歩かなきゃいけないんだもん。三鷹駅のトイレにこもりながら、本気でそんなことを考えました。あのときはごめんなと本気で思いました。

 

 

そんなことを考えていたら、今度はなぜか活力が湧いてきました。

おそらくこうです。「ゲームの主人公が死にそうになりながら次の街に向かうのと、おれのいまの状態って同じだな。いま、めっちゃつらいけど、これをゲームだと思えば、一つの困難に立ち向かっているんだな。」

 

自分をゲームの主人公だと必死に客観視することで、精神的な辛さが少し和らぎました。というか、この辛すぎる自分にワクワクさえ覚えました。

 

これはどんな状況下においても「使えるな」と思いました。こう思えることはものすごく強いなと思いました。今回、食中毒になったおかげで一つ、術を覚えました。

 

 

 

 

2、ムリなものはムリと、諦める「強さ」

 

 

そんなことを考え、自分を鼓舞して、じゃあもう、どんなに辛くても耐えてやる。と思ったのですが

 

結果、ムリでした。

 

自分に鞭を打ち、雨の中、自転車で帰ろうとしたのですが、いざ、トイレから出ようとしたときに身体が思うように動かずに、お腹にも激痛が走り、結局、その場で1時間ほど座り込んで休憩を挟んでから、駅の外までフラフラと降り、タクシーで家の前まで送ってもらい、帰りました。

 

 

この時、「本気を出してもムリなことってあるんだ。」と学ぶことができました。

 

もしも、ここで「本気を出せば、なんでもできる」と思い切って、雨の中帰っていたら、途中でぶっ倒れていた可能性めちゃくちゃ高かったと思います。

 

 

「これはムリだ」と諦めることは「強さ」だと思いました。

 

 

 

3、「非日常」から「日常」へと戻った時の喜び。生きているということが奇跡に近いということ。

 

 

 

 

そんなこんなで、おそらくラーの翼神竜に侵された城之内と同じくらいの辛さを心身共に味わっていたのですが、だんだんと回復して、食事ができた時がありました。

 

あまり身体に負担がかからないよう、讃岐うどんと、豚汁を作って食べました。

ラーメン二郎を食べてからの絶食を5日間味わってからの初めての食事でした。

 

これが、死ぬほどうまかったです。もう1万円くらいする高級料理に思えました。いや、それよりウマく感じました。スーパー幸せでした。

 

この感覚を忘れてはならないなと思いました。

 

病気で寝込んでて「あ〜健康になれるだけでどれだけ幸せなことか」と思った後の、健康になり外出できた瞬間とか。あとは僕だと、野宿旅から帰ってきた時の家の有り難み。とかも同じ感動に近いです。あの瞬間はもう、生きているだけで本当に幸せだと思えて、もう生きているだけでいいやと思います。そして、いつも、これを忘れないようにしようと思います。この回数が増えれば増えるほど、人生の幸福平均指数があがってきている感覚があります。

 

この感動を常に味わえたら最高だし、この感動を世界中の人々が味わっていたらなんて幸せな世の中になるのだろう。

 

 

というか本当に、生きているだけで幸せだ。

というより、生きているということが奇跡に近いんだ。

 

 

せめて、自分だけでも、この感動をより噛み締めながら生きていこうと思います。

 

 

 

食中毒になりましたが、生肉を食べたことで、また一つ、身体に抵抗ができ、メンタルも強くなりました。最高すぎる経験をありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜんぶ生肉のせいだ。

 

つづく。