I`m traveler of the life

人生を表現し、人々に感動を

新年めでたいのでヒッチハイクして餅ついてきた。50時間の使いかた。 − 京都府・大阪府・滋賀県

 

年が明けて、めでたいので、ヒッチハイクを久しぶりにしました。

 

1人で向かうはずだったのですが、前日の夜、自宅を訪れてカレーをご馳走になっていた湘南台の友人が起きて5分で来ることに。そんな彼も、まんたまんズです。

 

 

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渋谷を17時に出て、京都に24時に到着。

休憩やヒッチ待ち込みで7時間。かなりスムーズ。

 

ヒッチハイクがうまくいくと、いつも不思議な気分になる。「こんなところまで来てしまった!」という達成感と「たったの7時間で京都まで来れてる!」という感動が生まれる。もしも夕方から渋谷でグダグダしていたら、いまごろ何もしていないかもしれない。ひとつ行動を起こしたことで、自分の存在をたったの7時間で関西に移動させることができ、数々の出会いと経験をすることができている。時間を有意義に使うことはどんな時でも大切だ。

 

京都の伏見稲荷大社は、かなり有名なスポットではあるが、このライトアップを拝んだことのある人は少ないのではないだろうか。

 

伏見稲荷大社の醍醐味はこのオカルトチックな雰囲気と、深夜に映えるこの鳥居の美しさにある。二度目の訪問でテンションが上がった。ちなみにこの時、時刻は深夜4時。深夜1時から歩き続けて疲れが見えていたが、アドレナリンの出る昨今は、そんなの関係ないと言わんばかりに ちからウォーキング をして突き進む。

 

 

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伏見稲荷大社は頂上までいこうとすると、それなりの時間がかかる。標高は250m前後のため1時間程度、無限鳥居をくぐり抜けながら階段を登る必要がある。途中にある四ツ辻というエリアでは、夜は京都市街を一望できる。新年明けまして見るこの空は、ひたすらに綺麗だった。この後、日の出こそ綺麗に見えない場所柄であるが、朝を迎えたその光景はなんとも良いものだった。

 

 

 

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伏見稲荷大社に別れを告げ、京都駅を経由し、大阪・梅田へ入る。駅からすぐのどデカイタワー「グランフロント」のカフェでまったりする。

 

友人とはここで一旦別れる。軽く仕事を片付けて、プロジェクト大阪支部の後輩と今後の事業戦略についてのんびりと語ったり、大好きな関西の友人と笑い合うひとときを過ごした。急な予定に合わせてくれる人が多く、残念ながら入れ違いで会えない人もいたが、充実した日中を過ごした。関西にいても、自分と「会いたい」と思ってくれる人がいることは純粋に嬉しい。こんな居場所が全国に広がったらなんて素敵な人生になるのだろうと思いを馳せつつ、そんな空間を、いつかは自分が提供していく立場にもなっていくのだろうなと、はたまた思いを馳せた。

 

僕がグランフロントにいる間に、なんば駅前で、即興路上ライブを行い、30人超の人だかりを集めたという友人と再び合流。プロ並の歌唱力を持ち合わせた、その友人も合流し、二人の路上パフォーマンスを見学する。とりあえず、大阪は可能性に満ち溢れていると思った。

 

 

 

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ドヤ街で有名なあいりん地区にも訪れた。路上生活者が数多く居住している日本でも特異の街。上のスーパー玉出は煌びやかな装飾はもちろん、1品目の値段が1円になったりと、他にはない何でもありな感じでむしろ怖い。でも実は、ネットで言われているほどの激安ではない。普通に吉祥寺のSEIYUのが安い。SEIYUは無限。SEIYUこそ正義。

 

確かにこの地域だけは、暗い空気が立ち込めていた。恐ろしさというものが発揮されていた。通りすがる人はみな、いかにも、といった老人ばかりで、なにか世界が違った。ここに住んだらどうなるのだろう。冷かかし半分に思ってしまう自分もいつつ、興味を抱いた街であった。

 

この後、大阪の吹田市にて、絶品カレーパンで有名な「サニーサイド」を訪れたのだが、年始休業。今年一番の落ち込みを保ちながら、大阪、京都をあとにし、電車に揺られ滋賀県甲良町、地域おこし協力隊として活動している岸本さんの家へ。ショッピングカートで日本縦断する面白い人である。

 

ゼロから作る!日の出で餅つき! in 滋賀

 

滋賀県甲良町に到着。これで4度目くらいの訪問になる。だがしかし今回は田舎をまったり体験なんて生半可なものではない。なにせこのために滋賀へ来た。そう餅つき。日本人なのにまだ餅ついてないの?ということでやってきました。

 

小さい頃に餅つきを体験したことはあるけれど、ゼロからやってみたことがない。餅をちょっとつかせてもらって、あとは食べるだけなんておもしろくない。そう思い、やりました。

 

 

 

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まず、お米をとぎ、水につけます

 

ここで一晩漬けることが大切らしいです。米にまんべんなく水が浸透することにより、蒸らしたあとのクオリティが変わるのだとか。

 

 

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朝です。米をこれで包んで蒸らします。

 

無限の寒さでこたつに包まって見てました。

 

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石臼を洗い、熱湯を入れ熱々にしておきます。

 

餅をつく杵もこのタイミングで熱々にしておきます。

 

 

 

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蒸したもち米を石臼に投入します

 

 

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ひたすら餅をつく!!餅をつく!!

 

 

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完成。

 

 

 

はい。失敗しました。

 

やってみて思いました。餅つきはめちゃくちゃ大変です。準備がありえないくらいかかります。日本から餅つきの文化がなくなりつつあるのがよーく分かりました。最初に石臼を所定の位置まで移動させたのでが3人がかりで10m移動させるのに10分かかりました。めっちゃ重い。それに良い臼じゃないと米が臼にひっついて何もできません。臼の汚れも取れなかったのでビニール袋を敷きましたが、それこそ絶望の始まり。すべてのもち米がビニールにひっつき、大変なことになりました。想像していた餅つきは全くできませんでした。これこそ、失敗から学ぶということ。めちゃくちゃ寒いなか、カオスな時間を過ごしました。ちなみに、食べたらめちゃくちゃ美味しかったです。

 

リベンジということで、今年の夏には、琵琶湖で餅をつくことにしましたので興味のある方は一報ください。まずは石臼を車に乗せるところから勝負です。

 

 

 

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楽しい餅つき大会も終えて、滋賀県をあとにして、帰りのヒッチハイク。またまた素敵な人たちにたくさん出会い、4日の夜には東京に着きました。たった2日間の出来事がものすごく濃かった。たったの50時間程度でこれだけの経験をしてきた。これは、なんだろう単純に、すごいなぁと思った。時間の使い方。

 

高速バスを使えば関西までは2000円ほどで遊びに行けるこのご時世。わざわざSAを経由してヒッチハイクをするのには自分なりの意味があります。10台前後の方々にお世話になり、たくさん話もしました。身の回りのコミュニティーを離れ、赤の他人と、ゼロから自分を構築していくあの車内のトークが、好きです。偶発的に出会うその人に、どこまで自分の世界を伝えられるかという面でもチャレンジングな楽しさがあります。

 

また、移動距離はクリエイティブな思考に貢献する。普段と違う空気を吸うこと、普段と違う文化に触れること。それすらも、学びであり、息抜きである。趣味としてのヒッチハイク。いい趣味を持ったと自分でも思っています。ヒッチハイク帰りの翌朝に成田空港から旅立ち、今はフィリピンのセブ島からお送りしています。

 

エクストリーム年末年始。2016年はガンぶち上げていくので関わっていく人はよろしくお願いします。

 

 

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つづく。