I`m traveler of the life

人生を表現し、人々に感動を

利己的な人へ、バリュー思考というものが何なのか説明しようじゃないか。[大阪府/京都府]

 

 
3月7日〜8日の2日間、仕事で大阪へ行ってきた。
 
 
現在、インキュベーション事業の運営として、主に学生を対象に支援活動をしている。今回は、その大阪支部のサポートとして、東京の運営メンバー2名・研修生1名で出向いた。
 
 
 
 

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そんな出張メンバーが手配してくれた宿が、なんば駅から徒歩15分のマンションの1室であった。そう流行りの「Airbnb」である。ビジネスチャンスとばかり聞くが、クライアント目線での声をあまり聞かないので体験してみたら、マジでびっくり。このクオリティで1泊4,000円。4人で泊まって1泊1,000円。実際コスパ良すぎであった。
 
 
 

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この2日間で、イベント主催、ワークショップ、個別相談に乗ったりとで、約30名の学生と密に話すことができた。
 
「教育」という観点で、東京/大阪と、文化の異なる地域で人と触れ合うと、多くのことが学べる。コミュニケーションの感触、空気感、価値観がまったく違う。だけど、どこの学生も "やっぱりここで躓いているんだな” というのは見えてきたりして、それを紐解いていくのは純粋に楽しい。
 
 
 
そんな今回の大阪の最中、感動する出会いがあったので、シェアをしたいと思う。
 
 
 

・価値を与えるということ

 
梅田駅周辺で、ワークショップを行ったとき
ある大学生の子がいた。その子の名前は Mくん としよう。
もちろん、はじめましてなので、自己紹介をしてから始める
 
色んなアドバイスをして、かなりの衝撃を受けてくれていた。
よしよし、Mくんに少しでも価値を与えられたかな、と思ってそのワークショップは終了。
 
 
Mくん 「また、よろしくお願いします!」
ぼく 「はいはい、お疲れさまですー!」
 
 
 
そんなこんなで一回別れたのだが、夜、Airbnbの宿に着くとMくんもいた。
お、一緒に泊まることになったのね〜。 と
仲良くして話していた。
 
 
そしたら、話の途中で、ある人の名前が飛び交った。それは
僕が、大学1年のとき、Twitterで勝手にフォローしていて
めちゃくちゃ憧れていた人であった。
 
 
その子の影響で本格的な旅を始めたといっても過言ではない。
 
 
 
 
 
ぼく 「あれ、知ってるの?その子、ぼくファンですよ〜」
 
Mくん 「まじですか?知ってますし、さっき会うかもしれなかったですよ!」
 
ぼく 「まじですか?!」
 
 
 
まさに偶然である。
Mくんも昔からファンで、色々あって繋がっていたらしい
そんな共有をして、話は終え、次の日になる。
Mくんと別れ、なんばから梅田の学生スペースへ向かう
 
 
 
いや〜、世間は狭いよなぁ。
と思いながら、他の学生と話していると
 
 
「はじめまして!」
 
 
と、どっかで見たことあるような子がやってきた。
Mくんとともに。
 
 
 
それは、ぼくが憧れていた子の、親友であった。
 
Mくん 「昨日の話したら、ちょうど近くにいるみたいだったんで呼んで来ちゃいました!」
 
胸にこみ上げてくるものがあった。
 
 
 
 
 
話してみると、その親友の子とは、共通の友人が何人も居て
短い時間だったが、繋がることができた。
 
距離が近くなった気がしてうれしかった。
 
 
 
 
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この話で、何を伝えたいかっていうと「人に価値を与えることが大切」だということだ。この感動する体験のキッカケとなったのは、事実、ぼくがMくんへ価値を与え、信頼関係を構築することができたからである。これがもし、赤の他人だったり、同じ空間にいても自己紹介すらしていなかったら、こんなことにはなっていないだろう。信頼関係という資産は特に化けるのだ。
 
 
よく後輩にも、価値を与えまくれ、バリュー思考になれ、と言っているのだが、イマイチよくわかってない人が多い。だから、これからはこの話をどんどん広めて「俺も価値与えまくりてぇ〜」という人間を増やしたいと思った。もちろん心情としては「巡り巡ったリターンを信じてぇ〜」ということになるのだが、本質的にはそれでいい。人に価値を与え、その対価をもらうことは全く悪いことではない。むしろもらう必要がある。満足度の低い謙虚さはお互いに不利益しか生み出さない。ガツガツいける素直さ、そして利他的な精神が、最終的に自分の資産を強くするのだ。
 
 
人に価値を与えることで、その価値と、その対価が発生する。世の中に1つだった価値が、2つになる。社会全体からみたら儲けものでしかないのだ。目の前の人に価値を与える行為が社会に影響を与える。もちろん、対価をもらうことが前提だが。そうして人間は、何もない大地に社会を作り上げ、成長を遂げてきたのである。
 
 
 
 
感動とともに、旅人だった時代の、可愛い自分を思い出したのであった。あのころは、与えられてばっかりで気付けなかったことだ。
 
 
 
 
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もともとは、大阪からヒッチハイクで帰ろうとしていたのだが、そういえば滋賀で農業を営む方から、オススメの飲食店(?)を紹介されていたのを思い出した。なので、大阪から京都へ移動
 
 
 
「スペースネコ穴」というお店である。
そこに行ってきた。実際、そこはやばかった。
 
 
 
 
 
今から写真をお届けするのだが、先に言っておこう。
 
 
ここは、飲食店である。
 
 
ここは、飲食店である。
 
 
 
 
 

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!?
 
 
 
これはすごい。
 
謎の感動を覚えた。
 
 
店、いや家の中に入ると、常連らしき3人組が酒を飲みながら雑談していた。
まぎれもなく家だった。
 
 
何飲みます? ビールでお願いします。
そういうと目の前の冷蔵庫からサッポロラガービール瓶が出てきた。
 
家じゃん。
 
 
何かオススメの食べ物ってあります?
ここにメニューはないよ。たまちゃん(オーナーさん)が出してくれたものを食べるんだよ。と常連の方から言われる・
 
家じゃん。
 
 
 
 
鍋が出てくる。それじゃあ乾杯しましょうか。とたまちゃん。
常連の方とともに、こたつでぬくぬくして、乾〜杯!!
 
 
 
 
家じゃん。
 
 
 
凄まじく完成された空間であった。
そして、凄まじく落ち着ける空間であった。
 
 
後輩と2人で行ったのだが、僕らが若いからといって説教されるわけでもなく、ゲストだからって、めちゃめちゃおもてなされるわけでもなく、そこには自然な空気が漂っていて、家庭的な料理がめちゃくちゃ美味しくて、まさに「家」であった。
 
 
 

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常連の方とパシャリ。
 
 
 
気になるお値段はたまちゃんがその場でつける。
 
この時は、サッポロラガー瓶2本、鱈鍋、山菜とふぐの天ぷら、手羽先で¥3,000だった。
 
 
「ごちそうさまでした〜!」ではなく
「おじゃましました〜!」で店を後にした。
 
 
 
京都にはまだまだ知らない世界がある。もっともっと探検しなければならない。と好奇心をくすぐらせてもらえた貴重な時間であった。
 
 
 
 
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総じて、今回の関西訪問はとても濃ゆいものになった。大阪滞在時にはブッとんだ人生経験を積んでいる旅人仲間の同い歳のヤツとも飲みに行って、近況報告に合わせて将来取り組むデッカい計画を立てた。30歳以降のビジョンが固まり始めた感触があり、今もワクワクしている。
 
 
 
ふと振り返ると、大阪にたくさんの居場所ができている。
「流離いの旅人」を目指していた一人の男は、気付いたらたくさんの人に囲まれていた。
 
 
 
 
どこかに行ったら、誰かが待ってくれていること。そんな一人一人の優しさが、どれほど素晴らしい人生を彩ってくれているか、まだ僕は有難みに気づけていないのではないだろうか。感謝し尽くせない振り返りワークシート。旅人時代、僕にキッカケを与えてくれたみなさん。必ず恩を返すので待っていてください。僕への投資が大成功だったと、言わせたいと思っております。。。笑
 
 
まだまだ僕は、東京を拠点にレベルアップを図るフェーズですが、少しずつ少しずつ、地方にも海外にも出向くようにして、東京に居れる有難みを感じながら、東京の方にも、そんな当たり前の感動に気付かせてあげたいと思います。
 
 
 
 
 
だんだんと、自分のライフスタイルが確立している。
あと100年くらい、自分が究極に満足する人生を歩むぞ。
 
 
 
 
 
つづく。